理想の結婚式

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東京都が実地したモニターアンケートでは、都民の8割以上が、東京に農業や農地を残したいと考えていることがわかりました。
その役割については、「安全で新鮮な農産物の供給」「食育等の教育面での機能向上」「自然環境の保全」などが上位にあげられました。
都市での農業は、流通コストが安価で、ニーズを直接把握できる面では非常にメリットがあります。
市場を通じた流通の他にも、量販店との契約出荷や直売など、あらゆるルートで新鮮な農産物を提供できます。
また、昨今の食への不信感も影響して、安全安心な農産物へのニーズも高まり、各地域ごとに共同の直売所の設置も進んでいます。
東京の農業は、農地の効率的な利用方法や伝統的に受け継がれてきた高い技術力で、都市部、山村、島しょ地域と、それぞれの地域の特性を生かした農業が、都民との暮らしと係りあいながら、生産活動を行っています。

都市化が進んだ東京では、緑豊かな農地こそ、都民に安らぎを与え、子供たちには生命や自然の大切さを教える格好の場と言えるでしょう。
良質の農産物を安定して都民に供給するという本来の目的に加え、生産資源・生態系などの自然環境の維持や、ヒートアイランド防止、食生活における伝統文化の継承など、多方面での機能も期待できるでしょう。
担い手の減少や高齢化が進む中で、さらに輸入農産物の増加による価格の低迷が追い打ちをかけ、日本の農業は生産意欲を減退させています。
また東京においては、急激な都市化と、都市部特有の問題として、相続税などの負担が、農地の保全を難しくさせている状況です。
新規参入が難しいその一方で、最近では、非農家出身者が都内の農地を借りて、農業を始める例が徐々に増えてきています。
新技術の導入や農業経営の改善に取り組んでいる農業者も多くみられます。
こうした新規就業者や意欲的な農業者の増加に、益々期待が寄せられています。